​飲食店の開業当初は経営がいつ軌道に乗るか不安になります。資金繰りに関しては賢く助成金・補助金を活用して経営に専念出来る体制を作りましょう。助成金・補助金はたくさんあるのですが、受給しやすいものは限定されます。おススメの助成金・補助金をご紹介します。

​助成金とは

主に厚生労働省が管轄していて、社会保険労務士が申請を行うケースが多いです。申請書類にはタイムカード、賃金台帳、就業規則などを添付することが多く、社会保険労務士が担当する帳票類ということも理由の一つです。ちなみに、助成金の財源は雇用保険料です。なので、原則として助成金を受給出来るのは従業員さんを雇用保険に加入させている店舗です。厳密な話をすると、雇用保険は週20時間以上勤務の方が対象、労災保険は1時間でも働くのであれば加入が義務となるので、結局は労災保険+雇用保険(あわせて労働保険と呼びます)の両方に加入する必要があります。

おススメの助成金!!

​●キャリアアップ助成金 正社員化コース

期間の定めのある契約社員、パートアルバイトさんを正社員に転換した時に受給が可能です。この助成金の目的は非正規労働者をなるべく正社員にして、従業員さんに安定した生活を送ってもらおうというのが政府の考えです。受給額はひとり正社員転換すると57万円か72万円が受給出来ます。この57万円か72万円の差は生産性要件という指標によるものですが、ざっくりいうと現在の営業利益と3年前の営業利益を比べて著しく向上している場合に、増額となります。(本当は非常に細かい要件です)。この助成金は人気NO1で、飲食店でも受給しているケースがたくさんあります。

​●受給の流れのイメージ

​まず助成金の進行計画を作成します。作成後に労働局に提出、その後に就業規則の作成をして、「正社員に転換する」という内容の条文を盛り込みます。そして、正社員に転換するのですが、転換時に5%の賃金アップがポイントとなります。ちなみに6か月以上は転換前の期間が必要なので、ある程度の期間が必要となります。

​【正社員転換の例】

契約社員として2020年1月1日~6月30日迄の雇用契約を結ぶ(月給20万円)

2020年7月1日から正社員の雇用契約を結ぶ(月給21万円)

​2021年1月から2月迄の間に支給申請

​支給申請してから平均6か月後に助成金が入金

​2020年12月31日迄継続して雇用する

​*スケジュールは簡素化しています。

​●まとめ

​助成金の取り組みスタートから入金まで1年半位かかるので、急な資金作りというよりは忘れた頃に入金されると思っていた方が実態に近いでしょう。金額は助成金の中でも中々の額なので、いつかは正社員を採用したい・・・という方は是非活用しましょう。

​労働保険事務組合

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