労災保険料の額は?
労災保険料の金額は下記の表を活用しましょう。通常学生アルバイトだと月間50,000円位のお給料も多いと思います。その場合、月間の労災保険料は150円ととても安く、給付も充実しています(下記の給付一覧をご覧ください)。保険料の納付時期は毎年6月頃ですが、当センターに依頼すると年3回の分割払いが可能です。

*①×②=③
労災保険のメリットは?
労災保険の給付一覧です。とても手厚く充実しています。また、お仕事中のケガだけでなく通勤の事故もカバーしていて安心です。元々「労働者を守る」を目的とした国の保険なので、給付はとても受給しやすくなっています。オーナー様も労災の特別加入制度があります。こちらも是非活用下さい。
無料のケガの治療
(療養(補償)給付)
仕事中のケガや通勤中の事故でケガした時に無料で治療できる給付です。医師の指示があれば包帯代なども補償してくれることがあります。病院の窓口で「労災対応でお願いします」と伝えましょう。
ケガで休業時の補償
(休業(補償)給付)
仕事中のケガや通勤中の事故のケガで休業しなければならなくなった時に、生活費が補償されます。従業員さんは1日の日給の約8割です。日給1万円としたら1日当たり8,000円となります。手厚い補償で安心です。
重いケガ時の補償
(傷病(補償)年金)
とても重いケガで傷病等級1~3級に当てはまるときは年金で生活費の補償が出ます。傷病等級1級は日給の313日分が出ます。日給1万円の場合、毎年約313万円が補償されます。
障害が残った時の補償
(障害(補償)給付)
障害が残ってしまった時に支給されます。障害等級1級~14級まであり、重い場合は年金で毎年支給、重くない場合は一時金が出ます。
介護の時の諸費用代
(介護(補償)給付)
障害が残って介護施設に入所した時などに支給されます。実際にかかった実費分に対して支給となります。
死亡した時のご遺族への補償
(遺族(補償)給付)
万が一亡くなってしまった場合は、ご遺族の状況(奥様、お子様がいるいないなど)により年金で毎年支給、あるいは一時金が出ます。
死亡した時のお葬式代
(葬祭料・葬祭給付)
亡くなった時に挙げるお葬式代が支給されます。
追加の健康診断と保健指導
(二次健康診断等給付)
健康診断の結果、脳や心臓に異常があり過労死の疑いがある方に追加で健康診断を行います。そして、それに付随して保健指導もあります。
ご注意ください!!
労災保険に未加入で事故が起きた場合、原則としてオーナー様の負担となります。例えばアルバイトが通勤時に交通事故で障害が残り、労災保険未加入だと給付を全額補償しなければならないケースも有ります。給付は充実しているので年金ベースの支払いのものもあり、総額で数百万円というケースも実際にあります。従業員を雇用するときは1人でも、アルバイトでも必ず加入しましょう。お店の経営を守るためにも、必要な保険です。
